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「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」のネタバレ,あらすじ,感想を詳しく紹介

小説「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」:あらすじ、ネタバレ、感想

大ベストセラーの続編が大増量で文庫化!

25万部を突破した単行本に、林真理子さんや綿矢りささんとの対談、爆笑エッセイや群ようこさんの寄稿を新たに収録した大増量の永久保存版!

映画「九十歳。何がめでたい」の原作

草笛光子さん主演の映画『九十歳。何がめでたい』の原作は、『九十歳。何がめでたい』と、その続編である本作。 90歳を超えて刊行した『九十歳。何がめでたい』がなんと2017年の年間ベストセラー第1位になるほどの大ヒット。にわかに忙しくなった愛子センセイはヘトヘトの果てに昏倒!?

戦いは終わらず、日も暮れていない

タイトルは、1969年に発売された直木賞受賞作『戦いすんで日が暮れて』の本歌取り。夫が作った莫大な借金をひとり背負い込んで奮闘する妻(=佐藤センセイ)の姿を活写し、愛子センセイが世に出るきっかけになった代表作の一つです。 それから半世紀以上を経て、作家人生最後の一冊として発売した本エッセイ集のタイトルに『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』と付けたのは、こんな年になっても戦いは終わらず、日も暮れていないーー。愛子センセイが長い人生を生きて来た実感です。愛子センセイがヘトヘトになりながら綴った抱腹絶倒のエッセイや林真理子さんや綿矢りささんとの対談をご堪能ください。

あらすじ

98歳になった佐藤愛子は、作家として、そして一人の女性として、相変わらず波乱万丈な日々を送っています。

相変わらず借金取りに追いかけ回され、近所の人からは「ボケ老人」扱い。しかし、愛子センセイの持ち前の明るさとバイタリティは衰えることを知りません。

そんな愛子センセイの周りには、個性豊かな人々が集まってきます。親友のよし江さん、娘の婿である洋一さん、そして孫の子供たち。

家族や友人との温かい交流、そして作家としての葛藤。愛子センセイの98歳という1年間は、笑いあり、涙ありのジェットコースターのような展開を見せていきます。

ネタバレ

※以下、ネタバレを含みます。

  • 愛子センセイは、借金取りに追いかけ回されながらも、なんとか返済に目処をつけます。

  • 娘の婿である洋一さんは、ついに愛子センセイにプロポーズします。

  • 愛子センセイは、新作小説を書き上げ、出版します。

  • 愛子センセイは、98歳という誕生日を家族や友人と盛大に祝います。

感想

佐藤愛子さんのエッセイは、どれもユーモアに溢れていて、とても読みやすいです。98歳という年齢とは思えないほどバイタリティ溢れる愛子センセイの姿に、勇気をもらえます。また、家族や友人との温かい交流が描かれていて、心が温まります。

この本は、老若男女問わず、すべての人にオススメできる一冊です。ぜひ、手にとって読んでみてください。