タコピーの原罪:最終回「おはなしがハッピーをうむんだっピ」ネタバレ感想レビュー
最終話あらすじ
-
まりな失踪事件の真相が明らかに。まりなはすでに死亡しており、遺体も発見されていた。
-
夏休み、しずかはタコピーと二人旅へ。しかし、旅先でしずかの暗い過去が徐々に明らかになっていく。
-
一方、東くんは家族との問題に直面。PS4を巡って兄と喧嘩し、家出してしまう。
-
公園で再会したしずかちゃんとまりな。二人は互いの過去を打ち明け、心を通わせていく。
-
タコピーは2016年の子供たちへメッセージを送り、物語は幕を閉じる。
ネタバレ
-
まりな失踪事件の犯人は、しずかの父親だったことが判明。借金返済のために娘を殺害し、失踪を偽装していた。
-
しずかちゃんは、父親から性的虐待を受けていた。そのトラウマが原因で、いじめやリストカットなどの問題を起こしていた。
-
東くんは、父親からの虐待を受けていた。それが原因で、ゲームや暴力に依存するようになっていた。
-
タコピーは、しずかちゃんやまりなちゃんを幸せにするために奮闘するが、ことごとく裏目に出る。
-
結局、タコピーは二人の幸せのために身を犠牲にする。
-
数年後、しずかちゃんとまりなちゃんは大人になり、それぞれ幸せな家庭を築いていた。
感想
最終回は、衝撃的な展開と感動的なラストが描かれた。読者は、しずかちゃんやまりなちゃんの壮絶な過去に涙し、タコピーの自己犠牲に心を打たれるだろう。
この作品は、子供たちの心の闇と、それを取り巻く大人たちの問題を深く描いた問題作である。同時に、希望と友情の大切さも訴えかけている。
最終回では、ハッピーエンドとは何か、そして真の幸せとは何かについて考えさせられる。読後もしばらく余韻が残る作品と言えるだろう。