映画「カタシロReplica」:ネタバレあり感想レビュー
概要
YouTubeで人気TRPG「カタシロ」を映画化した作品。患者役には台本を渡さず、彼らが何も知らずに物語を体験する様子を撮影。病院を舞台に、医者役ともう一人の患者役との対話を通してストーリーが展開していく。芸人、俳優、タレントなど様々な面々が患者役に挑戦し、東京・テアトル新宿にて1週間限定レイトショー上映された。
あらすじ(ネタバレあり)
※ネタバレありのため、ご注意ください。
映画「カタシロReplica」は、一対一の対話型TRPG「カタシロ」をベースに、患者役の様々な人物が、何も知らないままに物語を体験していく様子を描いた作品です。
舞台は病院。患者役は、医者役ともう一人の患者役との会話を通して、与えられたシチュエーションを乗り越えていく必要があります。患者役には台本を渡されず、状況に応じて自由にアドリブで演技していくため、毎回異なる展開が楽しめます。
映画では、芸人・千原せいじ、俳優・山本浩司、タレント・光浦靖子、モデル・emmaなど、個性豊かな面々が患者役に挑戦。それぞれの持ち味を生かした演技で、観客を笑わせたり、考えさせたり、感動させたりします。
物語は、患者役が医者役ともう一人の患者役との会話を通して、自身の過去やトラウマと向き合っていく中で、成長していく様子を描いています。時にはコミカルに、時にはシリアスに展開していくストーリーは、観るものを飽きさせません。
ネタバレ
以下、映画「カタシロReplica」のネタバレを含みます。
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患者役は、医者役ともう一人の患者役の指示に従って行動する必要がありますが、途中で指示を無視したり、別の行動を取ったりすることも可能です。
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患者役の行動によっては、ストーリーの展開が大きく変わります。
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映画のラストは、患者役それぞれの解釈に委ねられています。
感想
映画「カタシロReplica」は、TRPG「カタシロ」の魅力を存分に活かした作品です。患者役の俳優陣の熱演はもちろんのこと、映像ならではの編集やSE、エフェクトも効果的に使用されており、臨場感あふれる作品に仕上がっています。
また、ストーリーは単純な勧善懲悪ではなく、人間の複雑な心理描写が描かれており、観るものを考えさせられます。