うつ病になってマンガが描けなくなりました 発病編：あらすじ・ネタバレ・感想
ベテランギャグマンガ家・相原コージがコロナ禍でうつ病を発症し、闘病生活を赤裸々に綴った衝撃のドキュメンタリーコミック
あらすじ
ベテランギャグマンガ家・相原コージは、コロナ禍で外出がままならず、孤独な状況が続く中、突如ネームが進まず、仕事に支障をきたすようになります。さらに、怪我をきっかけに体調が悪化し、食欲不振で体重が激減。次第に心身ともに追い詰められ、自宅の仕事場で自殺未遂を起こしてしまいます。
そして入院。閉鎖病棟での生活が始まります。相原コージは、うつ病という病と向き合いながら、葛藤し、苦しみ、それでも希望を捨てずに回復への道を模索していきます。
ネタバレ
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
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相原コージは、入院当初、周囲の患者やスタッフに対して心を閉ざし、抵抗します。
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しかし、次第に他の患者たちと交流し、同じ病を持つ者同士の連帯感を感じ始めます。
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主治医とのカウンセリングを通して、自身の心と向き合い、うつ病の原因を探っていきます。
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治療の一環として、絵画療法に取り組み、表現活動を通して心の奥底にある感情を吐き出していきます。
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徐々に症状が改善し、退院の日を迎えます。
感想
圧倒的なリアリティと共感力で描かれる、うつ病患者の心の葛藤
本作は、うつ病という病に苦しむ主人公の心の葛藤と、それを乗り越えようとする姿を、圧倒的なリアリティと共感力で描き出しています。
相原コージの生々しい体験談は、うつ病患者の苦しみや孤独をリアルに伝えます。また、病室での患者同士の交流や、ユーモアを交えた描写は、読者に希望を与える力を持っています。
うつ病は、決して他人事ではありません。誰でもかかる可能性のある病気です。この作品を通して、うつ病への理解を深め、周囲の人との関わり方について考えるきっかけになれば幸いです。
