ダーウィンズゲーム:最終回ネタバレ感想レビュー
奪われたゲームマスター権限
最終巻は、カナメとイザヤがグリードの猛攻に苦戦するところから始まります。ゲームマスター権限を奪われたイザヤは能力が使えず、カナメも霊抜きの影響で弱体化していました。絶体絶命と思われたその時、イエイリが強力な異能「基底言語」でグリードを制圧します。
イエイリの過去と目的
イエイリは幼い頃から「相貌失認」という障害を持っていました。そのため、人と関わることに苦手意識を持っていました。しかし、ある日人の頭の上に名前が見えるようになり、それがきっかけで「シミュレーテッドリアリティ仮説」という考えに行き着きます。
その後、イザヤと紫響シオンと出会い、異能の存在を知ります。しかし、紫響はグリードに殺されてしまいます。イエイリは紫響の仇を討つために、グリードを操ろうとします。
最終決戦
半年後、イザヤはDゲームの発表を行い、カナメたちは潜入します。グリードたちを次々に倒していくカナメたちでしたが、イザヤがジッターに能力を奪われてしまいます。しかし、カナメは世界線の守護者としての能力でイエイリを圧倒し、剪定によってイエイリとダーウィンズゲームサーバーを消滅させます。
まとめ
この物語は、イエイリという男の復讐劇と言えるでしょう。イエイリは紫響の仇を討つためにグリードを操ろうとしますが、最終的に自分が操られていたことに気づきます。そして、カナメによって倒されることになります。
勝敗を分けたもの
カナメとイエイリの勝敗を分けたものは、なんだったのでしょうか?それは、おそらく「繋がり」ではないでしょうか。
カナメは仲間たちの助けを借りて戦っていましたが、イエイリは誰とも繋がっていませんでした。そのため、イエイリはカナメに敗北することになったのです。
それから
カナメは剪定によってグリードを消滅させた世界に戻ります。そして、ダーウィンズゲームはついに完結を迎えます。
感想
ダーウィンズゲームは、最後までハラハラドキドキの展開が続く作品でした。特に最終巻は、まさに怒涛の展開で、目が離せませんでした。
また、この作品は、人間関係の大切さを教えてくれる作品でもあります。人は一人では生きていけない。仲間と協力し、支え合いながら生きていくことが大切なのだと、改めて感じました。